県主催の「高次脳機能障害」理解のための講演会が盛大に開催!
木犀の香りがどこからともなく漂って参ります。遅ればせながら秋を楽しませてもらっております。寒暖の差が10℃もあり、衣服の調節が大変ですね。
令和7年度 県主催「高次脳機能障害」の理解のための講演会が10月27日(月) 姶良保健所2階大会議室で開催されました。
会場には当事者、家族、支援していただいてる病院の方々等たくさんの参加者があふれんばかりに集っておられました。今回は姶良方面はもとより、鹿屋、出水、伊佐、枕崎方面からもおいでいただき、関心の高さを感じました。
開会のご挨拶の後、1.鹿児島大学病院リハビリテーション科 助教 大濵倫太郎先生のご講演「高次脳機能障害-当事者・家族・関わっていく人のためにー」からスタートされました。
まず高次脳機能障害は外見からはわかりにくく、しばしば本人に自覚が少ないこともあり、「見えない障害」と言われている。さらに、当事者、家族、支援される方々が立場が異なるので相互理解することが困難であると前置きをされた。
総論として大脳損傷により発生する高次脳機能障害の機序の説明から入りました。大脳皮質は行動、感覚、認識の高度な制御に関わっており人の「ハンドル」に例えられ、対をなす大脳辺縁系は情動や記憶の中枢であり日常生活における「エンジン」のような役割を果たしていると、コンパクトにわかりやすくまとめてくださいました。
次に各論に入り、 1「.注意機能とその障害」→ 注意機能についての説明があり、そして注意機能障害による症状、対処法へと進みました。 同様に 2.「記憶とその障害」 3.「半側空間無視」について 4.「失語症」についてと私たちが一番知りたいことを次々に話していただきました。
ご講演の後、質疑応答に入り4人くらいから出してもらいました。ご本人が「高次脳機能障害」を受容できないで困っておられる家族から、質問が出されました。
会場から手が上がり「似たような体験をしております。家族から話しても喧嘩になるばかりです。受診のおり信頼できる先生から、穏やかに説明してもらって助かっています。家族から伝えにくいものは、ケアマネジャー等の第三者からがよろしいと思います。」との意見が出ました。
発言された方が着席されると、会場のあちらこちらから「そうだよ」、「第三者がよい」とかいろいろ言葉が上がり、熱気に包まれていました。
ありがとうございました。
2.体験発表では 「ぷらむ」会員の寺田真代さんが「前を向いて 先をみつめて」というタイトルで発表されました。
今から20年前、交際を始めてまだ3週間という頃に、「彼がバイク事故にあった」という知らせを受け、病院に行くと、全身至る所に傷を負い血だらけの姿でした。
幸い脳の手術は無く、意識はすぐに回復したのですが、身体機能のリハビリや言語障害等、特に記憶障害が顕著にみられ、彼女である寺田さんの記憶がない事で、真代さんはなんとか思い出して欲しいと悪戦苦闘された話や、結婚され2人のお子さんに恵まれ、幸せな家庭を築いていく生活の中でも、記憶障害や感情のコントロール等苦労もあられるようです。
しかし、常に前向きに考えて行動される寺田真代さん、
それは、今は亡きお母様の言葉、「後3ヶ月待ってごらん、きっと今とは全然違うから」という言葉に励まされ、この言葉を胸に、常に前向きに考え行動されていらっしゃるようです。
話を聞きながらとても勉強になり、こちらも気合いが入りました。参考になる話でした。
私達も真代さんのように前向き先をみつめて、家族の障害と向き合おうと思いました。
ありがとうございます😊
3.情報提供 ・高次脳機能障害「ぷらむ」鹿児島
講演会開始直前に「ぷらむ」会員7人が揃いの青いポロシャツを着て、会場に顔を揃え、まず体験発表の寺田さんの応援団を結成しました。私たちも熱心に体験談を聴講させてもらい、元気をもらいました。次に、前方に横一列に並ばせてもらいリーフレット、「20周年記念誌」を手に取って会場のみなさんに説明をさせてもらいました。時間が限られておりますので、十分に「ぷらむ」鹿児島のピーアールはできませんでしたが、私たち家族の熱い想いは伝わったのではないでしょうか?
・「鹿児島職業センター」 ・「高次脳機能障害者支援センター」から有意義な情報提供をしていただきました。
これで今回の講演会は閉じられました。が、私共のリーフレット、「20周年記念誌」に興味を持たれた方々と「ぷらむ」鹿児島の拠点は現在鹿児島市に1か所しかないので、姶良地区、出水地区、鹿屋地区もあったらいいですね。
3,4人集まり、「おしゃべり会」のようなものを始められたらよろしいのでは? 地区相互に情報交換していけると、高次脳機能障害の未来にも希望が持てるのではないでしょうかと、話が発展しました。
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